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心臓突然死ZEROアクションを世界に発信しましょう

笠貫 宏:

皆さま、お疲れさまでございました。この半日で皆さんが人の命を救う、命は大切という気持ちが湧いてきたのではないでしょうか。今日のこのシンポジウムはインターネットに連動され、1ヶ月以内に発表内容がアップされ、ついでネットシンポジウムでの議論が継続されます。いつでも 誰でも どこでも参加できます。皆さんのご参加と積極的な発言をお待ちしております。(図1)

今日、学んだことをまとめてみます。(図2)突然死(予期しない24時間以内の内因死)は年間約10万人で、そのうち約5万人強が心臓突然死です。1日約130人が、心臓突然死で亡くなっていることが分かりました。 それから心臓突然死に遭遇する目撃者が約2万人いて、その半分の1万人位がその応急手当を受けています。しかし、わが国では実際にAEDが使われているのはまだ約300人位しかいません。 その心肺蘇生とAEDの施行は、とにかく分単位の勝負です。1分間遅れると10%ずつ救命率が下がりといわれています。また、心臓突然死の発生は、自宅が多く、睡眠中、食事中、安静中に多いことを知ることが出来たと思います。そして、自宅での目撃者の率、心臓マッサージの率、AEDの率、生存率は駅などの場所よりも自宅の方が悪いということでした。

第2回シンポジウムは9月に札幌で開催し、「心臓突然死の原因と病気を知る」を考えます。第3回は11月に大阪で、「心臓突然死の予知、予防」を考学びます。第4回は1月に福岡で「心肺蘇生とAED」について詳しく知り、問題点を考えます。そして3月以降にはまた東京に戻り 「社会がどう取り組むか」という問題を考え、政策提言ができれば考えています(図3)。

わが国で毎日130人の方が心臓突然死で亡くなっているということは国家的な重大な緊急課題だと考えます。本シンポジウムのキャッチフレーズ「いつ誰がどこで起こるかわからない心臓突然死、助かるのも助けるのもあなたです」のもと、 本学会は心臓突然死でなくなる方を1人でも少なくし心臓突然死ゼロを目指して、国民的な運動を展開していくことが必要だと考えます。この運動を、小さな地域から家庭の中から、とくに家族みんなで命の尊さを学ぶ運動を展開していきたいと思います。(図4)

皆さんと一緒に「心臓突然死ZEROアクション」を成功させましょう。

本日はご参加ご協力ありがとうございました。

今までの公開市民シンポジウム一覧

『心臓突然死・心肺蘇生』第6回「心臓突然死の現状と予防」
座長: 笠貫 宏 (早稲田大学 理工学術院大学院 ※日本医療学会代表理事)
     島本 和明 (札幌医科大学)

講演:
永田 雅治(九州大学大学院医学研究院環境医学分野)
大平 哲也(大阪大学大学院医学系研究科 社会環境医学講座 公衆衛生学 准教授)
今木 隆太(北里大学医学部 循環器内科学)
志賀 剛(東京女子医科大学 循環器内科准教授)
安部 治彦(産業医科大学医学部 不整脈先端治療学 教授)


『心臓突然死・心肺蘇生』第5回「社会の取り組みを考える」
座長: 笠貫 宏(日本医療学会 議長)
     永井 良三(東京大学教授)

講演:
野々木 宏(国立循環器病センター心臓血管内科部長 京都大学臨床教授)
三田村 秀雄(東京済世会中央病院 副院長)
安部 治彦(産業医科大学 不整脈先端 治療学教授)
志賀 剛(東京女子医科大学循環器内科准教授)


総合討論:座長纏め 笠貫 宏(日本医療学会 議長)

心臓突然死から救われた方と遺された方の声
司会:高野 照夫(日本医科大学名誉教授)

『心臓突然死・心肺蘇生』第4回「心肺蘇生とAEDを知る」
座長: 鄭 忠和(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 循環器・呼吸器・代謝内科学分野教授)

講演:
野々木 宏(国立循環器病センター心臓血管内科部長 京都大学臨床教授)
三田村 秀雄(東京済世会中央病院 副院長)
石倉 宏恭(福岡大学医学部救命救急医学講座教授)
安部 治彦(産業医科大学 不整脈先端 治療学教授)

コールアンドプッシュ体操: 森山 暎子(スタディオ パラディソ 代表)

総合討論:座長纏め 朔 啓二郎(福岡大学医学部医学科 心臓・血圧内科学教授)

指導:
平井 信孝(熊本市医師会 熊本地域医療センター 循環器内科)
武田 聡(東京慈恵会医科大学 救急医学講師) 他

『心臓突然死・心肺蘇生』第3回「予知・予防の方法を知る」
座長: 堀 正二(大阪府立病院機構 大阪府立成人病センター総長)

講演: 野原 隆司((財)田附興風会医学研究所 北野病院心臓センター副院長) 野々木 宏(国立循環器病センター心臓血管内科部長 京都大学臨床教授) 志賀 剛(東京女子医科大学循環器内科 准教授) 奥山 裕司(大阪府立急性期・総合医療センター 心臓内科部長)

総合討論:座長纏め 吉川 純一(大阪掖済会病院 病院長)

ご挨拶: 野々木 宏 (国立循環器病センター心臓血管内科部長 京都大学臨床教授)

指導: 武田 聡(東京慈恵会医科大学 救急医学講師) 他

座長: 菊池 健次郎(旭川医科大学 名誉教授)/野々木 宏 (国立循環器病センター心臓血管内科部長・京都大学臨床教授)

講演: 野々木 宏 (国立循環器病センター心臓血管内科部長・京都大学臨床教授) 志賀 剛(東京女子医科大学循環器内科准教授) 長谷 守 (札幌医科大学高度救命救急センター 講師) 徳留 省悟(獨協医科大学 法医学教授) 田邊 直仁(新潟大学大学院医歯学総合研究科地域医学地域予防講座健康増進医学分野准教授)

指導: 武田 聡 (東京慈恵会医科大学救急医学講師) 高橋 弘(新日鐵室蘭総合病院集中治療室科長・循環器科科長)

座長: 高野照夫(日本医科大名誉教授)/野々木宏(国立循環器センタ部長)

シンポジスト: 溝口達弘(総務省消防庁救急専門官)/石見拓(京都大学準教授)/高山守正(榊原記念病院副院長)/木村廣道(東京大学教授)

司会: 岡田和夫(日本蘇生協議会会長)

講演者: 坂本哲也(帝京大学救急救命センター教授)

指導: 武田聡(東京慈恵医大講師)

開催趣旨: 心臓が突然止まり、死に直面する人が、日本で何人いるかご存知ですか?なんと、年間約5万人もおられます。どのような人に起きるのでしょうか?元気で働き盛りの50歳から60歳代に多いのです!あなたのお父さん、 ご家族、いや、あなたかもしれません。しかし、大勢の人は気がついていません。医学は進歩し、予知することも出来ます。その時、命を救う「心肺蘇生法」「AED」「ペースメーカー(植え込み型除細動器)」について、皆さんはどこまでご存じですか?近くにAEDがあっても、使い方が分からず、助けられる命を失っているかも知れません。本シンポジウムでは、「心臓突然死を知る」「心肺蘇生を行う」「救急制度を考える」等を皆さんに分かりやすく、知っていただくことを目的に開催致します。同時に、「心肺蘇生法」や「AEDの使い方」等の説明、講習を会場で行います。皆さんも’’助ける人’’”助かる人”になってみませんか?ご参加をお待ちしております。