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シンポジウム:みんなが安心できるお産を目指して

座長のことば

出産にのぞむ母児にとって、日本は世界で一番安心できる国です。ところが、最近は産科医・小児科医不足による“お産難民”や出産をめぐる“医療訴訟”の増加などが社会問題となっています。  みんなが安心できるお産のためには、医師の待遇改善・増員、医療者の働き方の工夫などが必要ですが、同時に医師、助産師、看護師、妊婦さんとその家族の相互理解・信頼感に基づいた役割分担と協調が求められています。  このシンポジウムでは、それぞれの立場からご意見を頂き、会場の皆様との総合討論を通して、これからの産科医療のあり方についてのメッセージを発信して参ります。

中林正雄:母子愛育会愛育病院院長

1968年千葉大学医学部卒業、同大学院修了。米国コロラド州立大学、東京大学医学部産婦人科学教室、三楽病院産婦人科部長、1988年東京女子医科大学母子総合医療センター教授を経て、現在に至る。厚生労働科学研究では、安全で安心なお産のための医療システム構築に取り組む。(財)女性労働協会「働く女性の身体と心を考える委員会」座長。日本さい帯血バンクネットワーク会長。専門領域は周産期学(ハイリスク妊娠管理)、母子保健など。

中澤誠:日本小児科学会・小児医療改革・救急プロジェクト委員長

1968年 長崎大学医学部卒業。専門は小児科、特に小児循環器。東京女子医科大学心臓病センター循環器小児科教授を経て、同大学名誉教授。2006年より財団法人脳神経疾患研究所附属 総合南東北病院 小児・生涯心臓疾患研究所所長。日本小児循環器学会理事長、日本小児科学会理事会諮問委員、小児医療改革・救急プロジェクトチーム委員長、日本心臓病学会理事を務める。

シンポジスト紹介

遠藤俊子:山梨大学大学院 医学工学総合研究部教授

1951年島根県生まれ。北里大学大学院修士課程修了修士(看護学)、同大学院博士課程修了博士(医科学)。助産師・看護師としての臨床経験の後、1998年から山梨県立看護大学、2003年より現職。厚生労働省や文部科学省専門委員、日本看護協会助産師職能理事等を務める。専門領域は周産期ハイリスクケア、最近は助産システムや助産師のキャリア発達にも力を入れている。

水野真紀:女優

1987年 第2回「東宝シンデレラ」審査員特別賞。NHK「凛凛と」で本格デビュー。その後、ドラマやCM、映画、バラエティなど幅広く活躍。松下電工CMの初代「きれいなお姉さん」。代表作は「蝉しぐれ」(NHK)、「スチュワーデス刑事」シリーズ(CX)など。2005年4月、長男を出産。出産の経験を綴った著書「にんぷ読本」(集英社)がある。

河合蘭:出産ジャーナリスト

1959年東京生まれ。出産専門のジャーナリストとして、現代の女性が親になる前後に抱える心身の問題、産科医療の問題を追う。著書に『助産師と産む-病院でも、助産院でも、自宅でも』(岩波書店)、『お産選びマニュアル―いま、赤ちゃんを産むなら』(農文協)など。出産・育児情報サイト「REBORN」代表。All About 「出産医療・産院選び」ガイド。東京医科歯科大学講師。【公式サイト】http://www.kawairan.com

海野信也:北里大学医学部 産婦人科主任教授

1982年東京大学医学部卒業。同大学産科婦人科学教室に入局。都立築地産院、焼津市立総合病院等を経て、1987年東京大学医学附属病院助手。1994年コーネル大学獣医学部生理学教室客員助教授、2000年東京大学大学院医学系研究科講師、長野県立こども病院産科部長、2002年長野県総合周産期母子医療センター長を経て2004年より現職。